シャープ倒産回避 提携交渉

経営再建中のシャープが、倒産回避のために、提携交渉をしている事が報道されています。出資については、報道されていますが、すぐ行われるわけでは、なさそうですね。

SHARP提携交渉

 経営再建中のシャープが、新たに米IT大手のアップル、グーグル、マイクロソフトの3社と業務提携する交渉に入ったことが29日、分かった。タブレット型端末などの共同開発を視野にシャープ独自の新型液晶を供給。米インテルとは超小型演算処理装置の開発協力で交渉を進めている。
シャープが新たに業務提携の交渉に入ったことが報道されています。

アップル・グーグル・マイクロソフトの3社が報道されていますが、何れもスマホに力をいれている会社ですので、パネルの販売を検討しているのではないでしょうか。

販路拡大 出資も検討

 国内メーカー数社とも新型液晶の供給で協議している。既に交渉中の中国・聯想(レノボ)や米デル、ヒューレット・パッカード(HP)の3社を含めて販路を拡大、業績回復につなげたい考えだ。
HPとデルとの契約についての交渉内容は、下記をご参照。

シャープ倒産可能性 銀行との約束 2012年10月21日日曜日
世界のパソコン市場で上位を占めるHP、デルとの契約がまとまれば、IGZOを生産する亀山第2工場(三重県亀山市)の稼働率は、現在の3割程度から5割を大きく上回る水準へと上昇し、液晶事業の業績改善につながる見通しだ。
販路拡大に成功すれば、新型、液晶パネルのIGZOの生産工場の稼働率上昇に繋がると思われます。レノボ向けの販売に成功したとして、どの程度、稼働率が上昇すると見込んでいるのかも気になります。

出資も打診


 アップルとインテル、グーグル、HP、マイクロソフトの5社とは、業績回復段階での出資も打診しているもようだ。
気になったのは、出資を打診している点です。
ホンハイとの出資交渉も継続しながら行うということなのでしょうか。

ポイントは、業績回復段階での出資となっている点と思います。

シャープが具体的に、どの程度の業績を想定しているのかは分からないですが、すぐに出資をしてもらえるわけではなさそうですね。

CDSは低下



シャープについては、CDSが若干低下。
ただし、依然として、高い水準は続いていますね。


シャープ倒産危機 中間決算赤字 半年で4000億円 2012年10月25日木曜日

シャープ倒産の影響 取引先企業の特徴 2012年10月25日木曜日

シャープは、中間決算で多額の赤字が発生しますので、業績回復の為に提携交渉の速やかな妥結が望まれます。

取引先も多く、影響が大きいので、提携交渉を速やかに成功させて欲しいと思います。

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