シャープ銀行支援 りそな言及

シャープの銀行支援に、りそなHD社長が言及したと報道されている。シャープの実態を見る限り、実際に具体的な融資金額が浮上すると、りそなHD株の悪材料となりかねない危険性がある。


りそな銀行 シャープ支援に言及

りそなHDの社長、シャープ支援に前向きと報道されている。11月9日の記者会見で、檜垣誠司社長がシャープ支援について、尋ねられて、一般論として答えた。
「日本にとって大変大事な企業であるわけですから、ご相談があれば我々として、当然応分の支援をさせていただくのは当然ではないかと思います」 
「日本が世界的な競争で負けているという現状に、銀行としてどう向き合っていくかが大事だ」
りそなホールディングス社長は、前向きともとれるが、シャープの経営は非常に厳しい。応分とは、他の銀行の追加支援が前提であろう。

シャープの業績悪化

シャープは、中間決算で4000億円の赤字を計上、財務体質が急速に悪化している。市場では、財務体質の悪化を織り込み。シャープCDSは暴騰しており、CDSの値から倒産の確率を計算。シャープ倒産の可能性は94.9%と報道された。

シャープ格付の下落

シャープの格付は格付会社が一層、下落させており投機的水準まで落ちている。三菱UFJ銀行の銀行格付は、要注意先まで下落した事が報道された。

りそなが貸出を行うのであれば、三菱UFJの格付と貸出しから推測する事ができる。

シャープは要注意先

シャープの格付を要注意先。三菱とみずほの3600億円の貸出しは、不動産担保を可能な限り取得する形で貸出しを行っており、追加融資は非現実的だ。

シャープの銀行支援にりそなの社長は、一般論として言及したが、貸出しは困難ではないだろうか。りそなHDは、融資の具体的な話を進めると、株価下落の材料に成り兼ねない。

シャープ りそな銀行など300億円融資の真相を見ると、融資は実行されましたが、融資金額は300億円に減額されたうえに、全て担保付の貸出のようですね。

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