シャープ株の増資報道で株式市場に影響
シャープ株が、産経新聞の2000億円資本増強報道により下落していることを、2013年2月25日のロイターが報じています。シャープは、公式コメントで否定していますが、いつものことですので情報の出所を本気で調べるのか、気になりますね。午前の株式市場でシャープが売り先行。公募増資を含む最大2000億円規模の資本増強を行う検討に入ったとの一部報道で、希薄化が懸念されている。シャープの資本増強報道で、株式市場が影響を受けていることをロイター通信が報じています。シャープの資本増強について、2013年の年明けに報道されていたことを覚えている方も多いと思います。
シャープの資本増強金額の増加
シャープの資本増強報道について、2013年1月の報道と比較すると、資本増強の金額が1000億円から2000億円に増加していることが分かります。- 銀行借入を劣後債務
- 銀行借入を株式に
- 優先株の発行
- 第3者割り当て増資
シャープとマスコミの風説の流布疑惑
シャープとマスコミの風説の流布疑惑について、上記にまとめました。シャープの第3四半期決算の営業利益実績と、マスコミの報道した営業利益の予想数値が一桁ずれており、株価操作を行ったと指摘されても仕方がないですね。シャープの関係者から、マスコミはきちんと取材をしていると思いますが、自社で検証しない限り疑惑は晴れないですね。
資本増強を社債償還に充てる意味
23日付産経新聞朝刊は、シャープが公募増資を含む最大2000億円規模の資本増強を行う検討に入ったことが22日わかったと報じた。今月9月に期限を迎える社債約2000億円の償還原資などに充てる予定という。提携先の台湾・鴻海精密工業からの出資受け入れ交渉打ち切りも視野に資金調達に乗り出すと報じている。シャープの資本増強報道で最大のポイントは、社債償還に充てる予定となっている点です。
- 社債償還は現金が必要
- 社債償還資金を銀行借入で調達
- 社債償還資金を株式発行で調達
シャープの報道を見ると、社債償還2000億円は全額銀行借入で行われるわけではない事を意味しています。
シャープ増資が必要な理由は短期借入と年金債務
シャープ増資が必要な理由について見ると、年金債務による自己資本減少の懸念と、短期の借入金増加による、資金ショートの懸念があるからです。シャープの短期債務は8000億円を超えていますが、シャープの現預金残高について、2012年度第3四半期決算を見てみましょう。
- 現金及び預金 195,325(百万円) 平成24年3月31日
- 現金及び預金 164,026(百万円) 平成24年12月31日
シャープに対して、銀行は短期貸出で対応しており、銀行は期限の利益を与えていないため、あまり信用していないかもしれないですね。
シャープ資本増強を否定
シャープは23日、資本増強に関する報道について「発表したものではなく、決定した事実もない」とのコメントを発表した。シャープは産経新聞の、増資報道を否定しています。シャープの飛ばし記事の後に否定するいつものパターンですが、増資報道の裏側でシャープが抱える資金繰り問題がある事が分かるのではないでしょうか。
やっぱり・・・
返信削除本来なら中長期計画に織り込むはずの
増資決定のニュースが産経から流れたようです。
今、シャープ株持ってる人は不安な状況が続きそうです。
例のごとく、シャープ広報からは正式情報無し?
株価も当然、大幅下落!!!
銀行頼みの自転車操業は、いずれ破綻します。
今の家電業界、シャープには円安効果は少ないと判断。
昨年12月から徐々に資金面、人材面で企業体力が低下。
実態経済の伴わない株高!中国リスク!欧州経済危機!
こんな環境下で
シャープの指揮官は誰でしたっけ?
>匿名さん。
削除こんばんは^_^
シャープは、いつも通りの情報ダダ漏れですよね。
そろそろ、情報リークした人物や、記者本人や親族にインサイダー取引の調査が入らないのでしょうかね?
シャープの指揮官、誰なのかよく分からないですよね。
経営失敗した人物が大手を振るう企業ですから、自己変革はあまり期待できないのかもしれないですね。