シャープ社長や顧問リストラ

シャープは社長や役員経験者を顧問としてきましたが、リストラするようですね。シャープ再建が混迷してきた一因となっており、社長経験者が業績改善の役に立っていない現状を表していますね。

(1)シャープ役員増加と経営者の失敗

シャープは、経営者の失敗により業績が悪化しており、多数の社員をリストラしています。シャープの幹部は、シャープ追い出し部屋とリストラで見られるような手口をとりましたが、顧問として会社にしがみ付いていました。

シャープの新しい社長は、経営再建の役に立たない役員や会社を倒産寸前に追い込んだ役員をリストラすることで、会社の再建を行う姿勢を明確にしています。

(2)サムスン電子との提携強化

シャープ社長や顧問リストラについて、2013年5月18日毎日新聞が<シャープ>常任顧問、契約更新せず サムスン提携強化 次期社長方針を示しているので見てみましょう。
経営再建中のシャープの次期社長に内定している高橋興三副社長(58)は17日、毎日新聞などとのインタビューに応じ、103億円の出資を受けた韓国サムスン電子との業務提携について、中小型液晶パネルの供給を積極的に進めるなどし強化していく考えを示した。
シャープはサムスン電子との提携を強化する方針のようですが、サムスンの下請けとしての役割が増すのか注目ですね。
  1. サムスンの売上150 サムスン工場稼働率100 シャープ工場稼働率50
  2. サムスンの売上80 サムスン工場稼働率80 シャープ工場稼働率0
シャープは、サムスン向けに液晶パネルの販売を行っていますが、下請けとして需給調整の役割を担う形になっています。シャープが、サムスンとの取引を拡大した後に、下請けのような形にならないのか注目ですね。

(3)副社長経験者の顧問をリストラ

また、経営体制の改革では、副社長経験者が就いている常任顧問(3人)の契約を更新しない考えを表明。取締役数削減などとともに、経営スリム化を徹底する姿勢を示した。
シャープは、顧問契約を更新しないことで、業績悪化の責任を取らずに、社内にしがみついていた幹部のリストラを進めるようですね。

(4)スマホ向けの販売を強化

また、テレビ事業では、欧州地域では大型テレビの販売に集中し、事業の見直しを進める考えを表明。国内事業については、独自開発の省エネ液晶パネル「IGZO(イグゾー)」を搭載して業績が好調なスマートフォン(多機能携帯電話)の販売を強化。加えて、法人向けの携帯電話用の液晶パネル販売にも一段と力を入れる考えを示した。
シャープは、スマホの販売を強化することを掲げており、成長の柱とすることができるのか注目ですね。シャープを含めて、スマホは5万円前後で販売する事例が珍しくないため、値下がりしたテレビよりも高い採算が見込めそうですね。

(5)取締役と顧問のリストラ

高橋氏は経営体制のスリム化を徹底する方針を改めて明言。新体制では、現在12人の取締役を9人に減らすほか、社長経験者が就く相談役や特別顧問の退任を検討。副社長経験者が就いている常任顧問についても契約を更新しない考えを示した。一方で、新たな希望退職については「そういう話はない。中期経営計画の中にリストラの要素は入れていない」と強調した。
シャープの高橋社長は、社員をリストラしながら社内にしがみ付いていた幹部をリストラすることで、けじめをつけるようですね。シャープ片山会長リストラ理由を見ていきましたが、社員をリストラして業績悪化の責任をとらない幹部はリストラされるようですね。

シャープ洗濯機リコールの理由を発表していますが、経営失敗した役員をリストラした結果、迅速な経営判断に繋がっている可能性が気になりますね。

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