出資受け入れの報道
▲シャープ 米クアルコムの出資受け入れへ12月4日 5時21分
主力事業の不振で経営の立て直しを進めている大手電機メーカーの「シャープ」は、財務基盤を強化するため、アメリカの半導体メーカーから出資を受け入れる方向で最終調整に入りました。シャープは、米国の半導体と出資受け入れに向けて最終調整に入ったようだ。
財務基盤が悪化
シャープは、テレビや液晶など主力事業の不振で今年度、過去最大の4500億円の最終赤字となる見通しで、経営の立て直しには財務基盤の強化が課題となっています。経営再建中のシャープは中間決算赤字により、経営再建が急務となっている。財務基盤が痛んでおり、建て直しが急務となっている。
米国半導体メーカーとの交渉
関係者によりますとシャープは、その一環として、アメリカの半導体メーカー「クアルコム」から、出資を受け入れる方向で最終調整に入りました。出資の受け入れは、米国の半導体メーカークアルコムのようだ。ただし、出資金額を見る限り、影響は限定的に留まりそうだ。
出資規模は100億円に留まる
来年度までに最大100億円規模の出資を受けることで調整が進められており、早ければ今月中にもその一部が実施される見通しです。どうやら、出資規模は100億円規模に留まるようだ。中間決算の4500億円の赤字と比較すると焼け石に水と言われても過言ではない。
液晶事業の強化に期待
シャープは、今回の資本提携に合わせて、スマートフォン向けのパネルの開発も手がけているクアルコムに、画面が高精細で消費電力が少ないという新型パネルの技術を供与し、次世代パネルを共同開発することで、経営再建の柱の1つと位置づける小型の液晶事業を強化したい考えです。むしろ、出資よりも注目は、液晶事業の強化かもしれない。提携により、商品開発の促進や販売ルートの確保、製品価格の下落に繋がるのであれば、朗報なのかもしれない。
本命はやはりホンハイか
一方で、これとは別に進められている台湾の大手電子機器メーカー、「ホンハイ精密工業」から出資を受ける交渉は、シャープの株価下落で長期化しています。シャープの財務の痛み具合を考えると、ホンハイとの本格的な提携以外に、経営再建は考えにくいであろう。
株価の低迷を考えると、シャープは倒産か買収のどちらかを迫られることになる。当初の出資金額であれば、圧倒的な筆頭株主にホンハイがなるからだ。シャープが、どういった判断を下すのか、注目なのかもしれない。
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