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競合退社も太陽電池事業が不振
▲パナソニック太陽光の海外重視と問題点昨年度、各社の太陽電池事業は死屍累々で、国内1位のシャープが219億円の営業赤字を計上。ソーラーフロンティアが同288億円、京セラが同21億円と不振が際立った。(2012年10月29日週刊ダイヤモンド)経営再建中のシャープは、中間決算で巨額の赤字を発表、今季の業績見込みについても下方修正している。個別事業に目を向けると、液晶事業以外にも、シャープの太陽光事業は赤字だ。
シャープ以外にも、ソーラーフロンティア、京セラといった競合他社も赤字となっており、太陽電池事業が利益になり難い構造が見えてくる。ただし、その中でも黒字の会社はあるようだ。
パナソニックは太陽電池事業で黒字
120億円の黒字を確保したパナソニックは例外だ(ゴールドマン・サックス証券調べ)。(2012年10月29日週刊ダイヤモンド)太陽光発電事業で、赤字の企業が多い中、パナソニックは黒字を確保している。パナソニックは、太陽太陽光発電事業で、投資規模をコントロールしながら、投資を行っている。
シャープの難しい判断
業界首位のシャープを含めて、太陽光事業は赤字が続出しているため、利益を生みやすい産業とは言い難い。その一方で、パナソニックは黒字を計上しているうえに、海外工場に投資を行いコスト競争力を高める姿勢を鮮明にしている。シャープは、株価が高値になっているが、主力の液晶事業についてはいまだに業績建て直しの途上にある。シャープは、太陽光事業を撤退するのか、投資を継続して競争力回復をはかるのか決断を迫られている。経営陣が勝算がないと判断すれば、撤退の可能性は十分あるのではないだろうか。
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