シャープ業績好調か
経営再建中のシャープですが、シャープ営業利益200億円銀行融資も可能な水準ではないかと報じられています。シャープはお金の確保が心配されていますが、銀行融資を受けられるとすればその懸念は柔らぐのではないでしょうか。シャープCDSの画像を見ると、倒産懸念が和らいでいることが分かります。
シャープは円安の恩恵を受けており、シャープ株の買いがすごいため証券会社が予想を外すところまで株価が上昇しています。シャープの銀行融資と業績について、2013年1月11日の朝日新聞を見てみましょう。
銀行が追加融資を検討
経営再建中の電機大手シャープに対し、みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行は、今年9月に最大2千億円を追加融資する方向で検討に入った。リストラと最近の円安で営業黒字化が見通せるようになったと判断。(朝日新聞)シャープの奥田社長は、シャープ営業利益は計画達成したと2012年第3四半期業績について発表しており、業績に注目が集まっています。
銀行はシャープの資金繰りを支える方針
銀行団として資金繰りを支えつつ、一段の収益力の向上をシャープに求めていく。両行は昨秋、3600億円の追加融資枠を決めて当面の資金繰りを支えた。(朝日新聞)銀行の動向に注目が集まっていた理由は、シャープ倒産可能性は銀行との約束を守れるのかどうかが焦点であったからです。現金が手元にあり、資金繰りが回っていれば、会社は潰れません。銀行の対応について極端に言えば、赤字を出したとしても融資の実行があり、手元に現金があれば会社は支払いに対応できるからです。
社債の償還とお金の手当て
だが、シャープは今年9月に2千億円分の社債が満期を迎え、借金返済のためのお金を手当てしなければならない。両行に追加融資を求めていたが、銀行側は「2012年度下期の営業黒字化が前提」として態度を明らかにしてこなかった。(朝日新聞)
シャープの資金繰りは、2012年中間決算の前後から広まっていました。お金の心配により、シャープ倒産扱いのCDS暴騰、転換社債暴落が話題になりました。
シャープが銀行融資を受けられる可能性がでてきたことで、CDSと転換社債の水準は落ち着いてきており、シャープの決算発表に注目ではないでしょうか。
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