追い出し部屋と社内失業の増加
パナソニック採用と追い出し部屋で、紹介しましたが朝日新聞2013年1月1日でシャープの事例も紹介されているので見てみましょう。つい最近まで安定していた大企業ですら雇用を支えられなくなり、就職氷河期を勝ち抜いて正社員の座をつかんだ30~40代にまで人減らしが及ぶ。会社に見切りをつけて新天地を求めようにも、若者たちに良い働き口はない。辞めるに辞められず、仕事がある部署への転籍もかなわない「社内失業」が増えていく。シャープ赤字の原因を見ると、経営者の投資失敗が株価低迷と財務悪化につながっている事が分かります。財務悪化の影響を、一般社員が大きく受けている形になりますね。
シャープのリストラと退職の方法
創業100年で初めて大がかりな希望退職を募ったシャープ本社で10月、大阪府内に住む40代の男性は上司にこう言われた。シャープのリストラの方法について、見てみましょう。パナソニックでは追い出し部屋ですが、シャープは40代の男性社員に上司が直接伝えている事が分かります。
「この職場にいても、ポジションはありません」
「ちょっと待って下さい。これじゃ指名解雇じゃないですか」。頭が真っ白になった。
中高年リストラとシャープの真相で説明しましたが、コンサルティング会社のアドバイスにより、部門長が50代の社員に退職を迫っていたようですね。
シャープがリストラで希望退職を募集した際に、シャープ社員が今後を見てリストラ殺到したとことが11月に報じられていました。シャープ男性社員の事例と、希望退職の日が近いので同様の事例がなかったのか気になりますね。
リストラ社員の生活
パナソニックのリストラとシャープについて見ましたが、40代の男性社員がどういった会社員であったのかを見てみましょう。この男性は、シャープに入社して20年余り。始発で出勤して終電で帰る営業の最前線で働き続けた。シャープで退職を決断した社員の勤務状況について見てみましょう。シャープの男性社員は、会社に人生を捧げていると言える時間の使い方をしていますね。シャープの男性社員が、退職を決断した理由について見てみましょう。
シャープ退職の理由
「仕事はきつかったが、雇用を守る姿勢を明確にしていたシャープの社風は誇りだった」。数週間後、会社に退職を告げた。シャープの40代男性社員は、シャープの社風について雇用を守る姿勢であると説明しています。シャープ赤字原因となった堺工場ですが、シャープのテレビ事業をホンハイが再建しています。シャープは経営者の能力不足が原因で、雇用を守るという社風も失われたのかもしれないですね。
コメント欄で指摘がありますが、iPhone廉価版部品はシャープ液晶パネルか(10)を見ると、亀山工場の視察する人の増加で、現場は迷惑しているようですね。
シャープはまさに風前の灯と言ったところでしょう。
返信削除私も、希望退職に応募して退職しましたが、本文のように「希望退職」ではなくて「指名解雇」のようなものです。
部門長に最初の面談で、希望退職の説明を受け「NO」といったらどうなるのですか?と聞いたら。
「君のこの部署でのポシジションはない、他に行ってもらう」と明言しました。
シャープは人材を大事にする会社のはずだったのにと思い、即断で「希望退職に応募します」と返事をしました。
一番の戦犯の現町田相談役、片山会長や他の責任をとるべき幹部が責任をとらず、結局はとかげの尻尾切り。
週刊ダイヤモンド1/23号や週刊現代4/6号がほぼ正確な状況を示しています。資金面ではまさしく、その日暮らしの自転車操業といったところでしょう。来るべき株主総会での荒れ具合も想像できますが、社債の償還で金をかき集められなかったらその時点で終焉となるはずです。
片山会長は東大出身で、自分自身は経営能力があると自負しているようですが、亀山工場に頻繁に来ては、朝、10:00、昼食、15:00と会社の食堂委託先からコーヒーの出前をとり、昼食の弁当も自分では金も払わず、本来一番の戦犯であれば、当然自腹で自動販売機の飲み物や、社員と同じ食事をとるべきなのに、そのような考えはまったくなし。社用車(役員・幹部が乗る黒塗りの車)も幹部は使い放題。
このような状況では、神風でも吹かない限り、会社再建は無理でしょう。
元社員としては最期の終焉を笑いながら見守りたいのが、本心です。
残された社員は、希望退職した者より、もっと、苦しむでしょうね。
>匿名さん。
削除こんにちは^^
詳しい情報深謝です。
現状について、細かい情報を深謝です。
管理人は、シャープの金プロなどのエピソードを聞いて以来、応援していました。
匿名さんの仰るとおり、経営失敗により、会社を倒産寸前に導いた経営者が、居座る姿は異様に感じています。
片山会長の亀山工場の姿が事実であるとすると、何とも情けない姿ですね。
工場のコーヒーは120円ではなく、100円のところも多いので少し驚いています。
片山さんが亀山工場を育てたという記事がありましたが、亀山工場の現場の方々の心は、離れているような気がします。