シャープ営業利益は数億円以上の黒字
シャープの2012年10~12月期決算の営業損益について、2013年1月18日の朝日新聞は黒字であると報じている。経営再建中のシャープが、2月1日に発表する2012年10~12月期決算の営業損益で、当初計画の赤字から数億円以上の黒字に転じることが分かった。液晶パネルの販売回復や円安の進行などが寄与した。「12年度下期の営業黒字達成」の実現に弾みがついた形だ。シャープの奥田社長は、シャープ営業利益は計画達成したと2012年第3四半期業績について明らかにしていました。
シャープの営業損益について金額は不明ですが、黒字である事が報道されています。金額は少ないですが、当初計画から業績は改善したと言えるかもしれません。
業績予想は第三四半期は赤字だった
シャープが営業黒字を計上すれば、5四半期ぶりになる。12年11月に発表した業績予想では、12年度下期全体で138億円の営業黒字を見込んだが、10~12月期はまだ赤字が残る計画だった。シャープの業績予想について、年明けから黒字なると報道されましたが、シャープの発表ではないと否定していました。
お金について見ると、シャープの黒字について毎日新聞の内容を見てみましょう。
黒字は11年7~9月期以来、5四半期ぶりで、黒字幅は200億円前後。(毎日新聞)シャープ四半期決算で営業利益は、200億円前後と具体的な数字が言及されています。シャープは報道を否定しており、新聞社の報道が正しいのかどうか第3四半期決算を見るうえで、一つのポイントになるのではないでしょうか。
シャープ業績上方修正の要因
業績の上方修正は、液晶パネルや白物家電の販売が予想以上の水準で推移したため。高精細、省電力が特徴の「IGZO(イグゾー)液晶」を搭載したスマートフォンも12年11月末の発売後、国内の機種別販売台数で首位になるなど健闘した。年末に進行した円安も経理面でプラスに働いたという。シャープの業績が改善した要因について、見てみましょう。
- 液晶パネルの販売改善
- 白物家電の販売改善
- IGZOスマホの販売好調
- 為替レートが円安
シャープのスマホは、携帯電話の販売数で首位に浮上しており、IGZOパネルを用いた事で使用時間が延びたことが評価されたのでしょう。シャープのアップルiPad向け液晶パネル生産停止を、どの程度カバーすることができたのかも注目ではないでしょうか。
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