ホンハイの子会社幹部が中国で逮捕
ホンハイ子会社の幹部が、中国で逮捕された事を日経新聞2013年1月10日が報じています。
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は、鴻海の中国子会社、富士康科技集団の台湾人幹部が収賄で中国当局に逮捕されたという一部報道について「大部分は事実でない」とする一方、「司法の調査結果が出た後に改めて説明する」との声明を発表した。ホンハイの中国子会社、フォックスコンの幹部が逮捕されたようです。ホンハイは、再度、説明を行うと言う事であり、報道に注目ですね。
ホンハイの生産業務などに影響なし
中国での生産業務などに影響はないという。(日経新聞)ホンハイに関する報道で最も気になったのは、主力の中国の工場で生産業務が継続できるのかどうかです。ホンハイの中国での雇用は、wikipediaによると54万人となっています。ホンハイだけでなく、ホンハイに生産を委託している会社も、製品の製造に注目しているのではないでしょうか。
お金を納入業者から受取の容疑
9日発売の台湾の週刊誌「壱週刊」によると、昨年9月に広東省・深セン市の公安に逮捕されたのは設備調達などを担当する部門の責任者。納入業者から長期間、わいろを受け取っていた。(日経新聞)ホンハイ幹部が逮捕された事件についての説明を見ると、原因は納入業者からのわいろのようです。管理人が気になるのは、ホンハイの被害届について何ら説明がないのに、なぜ逮捕されているのかです。
- ホンハイの納入業者が、国有企業である
- 納入業者が、ホンハイ幹部の受け取ったお金について情報提供をした
台湾人幹部が台湾に逃亡
この逮捕を受け、事件に関与したとみられる複数の台湾人幹部も台湾に逃亡したという。(日経新聞)ホンハイの幹部が逮捕されましたが、報道によると台湾に逃亡した台湾人幹部がいるとされており、事件の全容解明と解決が行われていないようです。
シャープへの影響
ホンハイとシャープは海外工場リストラの値段と交渉難航が伝えられていますが、ホンハイが中国で製造するリスクをより強く意識するのであれば、交渉進展の可能性があるのではないでしょうか。シャープのテレビ事業をホンハイが再建した実績があり、中国で製造するリスク回避の為に、シャープと提携に動く可能性はないでしょうか。ホンハイ幹部が逮捕されたことにより、逆に提携事業など対外的な交渉に慎重になると、シャープへの影響は提携の可能性が低くなると思います。
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