シャープ アップル向けアイパッドの生産が不調
シャープのアップル向け第4世代iPadの販売が伸び悩んでいると、2013年1月18日のロイター通信が報じている。アップルの第4世代iPad(アイパッド)の販売が想定を下回り、シャープがアイパッド用パネルの生産をほぼ停止していることが分かった。複数の関係者によると、より小型のiPad mini(アイパッドミニ)に需要が移り、9.7型画面の第4世代モデルは販売が伸び悩んでいるという。シャープのアイパッド用パネルの生産が、ほぼ停止しているようです。アイパッド用パネルは、亀山第2工場で生産されています。
アイパッドはシャープ亀山第2工場で製造
アイパッド第4世代モデルは2012年11月に発売。シャープは亀山第2工場(三重県亀山市)で、酸化物半導体「IGZO」の技術を採用した液晶パネルを第4世代アイパッド向けに製造している。シャープのアップルiPad液晶生産に不都合な真相がありましたが、生産されたIGZOは特徴である高解像度を生かされなかったという点でした。
シャープのIGZOは、アップルのiPad向けに生産されているとされていますが、残念ながら亀山第2工場の稼働率向上に失敗したようです。
シャープ アイパッド向けラインは稼動せず
関係筋によると、シャープは昨年末からアイパッド向けのラインの稼働を徐々に落としており、今年に入ってほとんど生産していないという。液晶パネルの需給調整の一環。アップルは手元の在庫パネルでアイパッドを生産しており、パネル発注を抑えているという。シャープ取引先がIGZO失速の指摘をしていましたが、アップル向けのIGZOの生産ラインは、止まってしまったようです。管理人の推測では、シャープのIGZOは、新しい技術である事を宣伝していましたので生産ラインが新しいのではないでしょうか。
シャープiPhone5減産の影響がひどいことが報道されており、亀山第1向上も稼働率がフル稼働から4割程度低下しています。シャープにとって、亀山第2工場も稼働率が低下しているのは業績にとって打撃になりそうです。
亀山第2工場は2012年下期の計画未達か
亀山第2工場の稼働率は下期に50%を計画。大口顧客のアップル向けの出荷が止まれば計画達成は難しくなるが、シャープはテレビ用パネルを製造して同工場の稼働率を調整していく方針という。シャープの亀山第2工場の稼働率は、大口顧客のアップル向けの出荷停止は想定外で、計画未達の可能性が高そうです。
シャープはレノボと提携の交渉中で、中国の南京工場向けの出荷パネルは亀山第2工場と堺工場の液晶パネルを想定しています。シャープはアップル向けの出荷が生産調整により、止まりましたがテレビ向けの出荷で稼動率向上を行う計画のようです。
シャープIGZOはソニーに販売することも発表しており、どの程度、稼動率向上に繋がるのかも注目ではないでしょうか。
アイパッド生産は直近のよりもさら落ち込む予定
第4世代アイパッド用パネルは、シャープのほか、LGディスプレー、サムスン電子も供給メーカー。別の関係筋によると、アップルはLGディスプレーへの注文も徐々に絞り込んでいる。年明けの季節要因も含めて、同社の1~3月のアイパッド用パネル生産は10~12月より落ち込む見通し。シャープのアップル向けアイパッド用パネルは、さらに落ち込む見通しのようです。シャープ営業利益200億円、銀行融資も可能かどうか注目が集まっていますが、2012年第3四半期の決算発表に注目かもしれません。
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