保険の免責事項
免責事項が存在します。
代表例は、戦争や騒乱などです。その一覧が紹介されています。
免責事項一覧
かなり、特殊な事例が並んでいますが、ソマリア海域など危険地帯では、十分発生しそうなものが並んでいます。
戦争保険については、下記ご参照。
ただ、戦争保険でさえ免責事項がありますね。
戦争保険と免責事項
ただ、国際条約で禁止されている兵器は対象外のようですね。
戦争保険ですが、その地域で紛争勃発・紛争リスクが高まると当然の事ながら保険料が暴騰します。下記、イラク戦争の事例です。
イラク戦争の事例 戦争保険暴騰
▲戦争で保険料率急騰――船舶戦争保険は10倍に[提供:保険銀行日報社]日時 2003 年 3 月 29 日 10:30:29:ZR5JcjFY1l.PQ
イラク戦争が始まって、船舶や貨物など戦争保険料率が急騰している。損保関係者によると、イラク周辺のイラン、サウジアラビアなどの船舶保険、貨物保険、航空保険、海外旅行傷害保険の戦争リスク担保料率が3月20日以降、一気に上昇したという。
船舶戦争保険では、イラン70%、サウジ3倍、クウェートは10倍まで急騰した、とロンドンの戦争リスク保険料率機構が伝えている。
これを受け、わが国の損保各社でも料率引き上げを海運会社に通知し、海運会社は荷主に転嫁する動きが出てきた。クウェート港では、船舶1隻当たり2000万~3000万円相当の負担増から入港を断念し、他港に迂回するケースも出ているという。
クウェートは、イラクの隣国。港も、イラクに近いところにありますので、文字通り、保険料が暴騰しています。湾岸戦争で侵略された過去もありますしね。
実際、この影響でクウェート港に入港予定の船舶が、保険料を嫌がって、回避行動をとっています。意外と見過ごされがちですが、戦争による経済への影響は物流面で顕著になると言えるかもしれませんね。
▲海運会社と船舶金融 災害の影響 2012年9月24日
船舶建造は、資金調達の際に長期の借入になります。詳細は上記ご参照。
長期で使用する前提の物が、使い物にならなくなると逸失利益は大きくなりますので、戦争が隣国で発生すると、近付かないという判断も妥当な判断ではないでしょうか。
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