シャープの倒産可能性について、CDSを見れば明らかですが市場は折込み始めています。交渉の長期化・失敗した場合、銀行の対応を注視する必要があります。
あくまで長期供給の交渉
記事だけみると、長期供給の可能性が高そうですが、そんなことは書いていません。
これも会社からのリーク記事なのでしょうかね。
いつから、供給が始まるのか期待して見てたのですが、交渉するのは当然と思う訳です・・・。
▲シャープ倒産扱い CDS暴騰 転換社債暴落 2012年10月18日木曜日
シャープに関して言えば、情報開示が最悪レベルでしたので、市場からも相当悪い評価を受けています。上記は、CDSの数値ですが、とんでもない値がでています。
亀山工場の稼働率が極めて低い
最新の液晶と売りにしていますが、稼働率が半分にも達していない現状があります。
この報道を見ても分かりますが、経営陣の明らかな判断ミスですね。
銀行への約束の一つ
シャープは、銀行から巨額の借入を行っています。
経営再建策の柱が大口販売先の確保ということは、交渉が長引く・失敗すると、厳しい立場に追い込まれるということでしょうね。
銀行に提出しているわけですから、交渉に失敗すると、業績予測の下振れ圧力がかかりそうですね。
契約に成功しても稼働率は低い 追記
▲最新液晶パネルIGZO、シャープ浮沈の鍵握る (2012年10月21日10時13分 読売新聞)
IGZOは消費電力を従来の10分の1程度まで抑えることができ、画質も高い。KDDIが年内にも発売するタブレット型端末に搭載されるが、同社の従来モデルより2・5倍電池が長持ちするという。
世界のパソコン市場で上位を占めるHP、デルとの契約がまとまれば、IGZOを生産する亀山第2工場(三重県亀山市)の稼働率は、現在の3割程度から5割を大きく上回る水準へと上昇し、液晶事業の業績改善につながる見通しだ。新型液晶の特徴については、上記をご参照。
契約については、仮に成功したとしても稼働率は50%程度に留まるようですね。
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