▲冬の深夜・強風下、南海トラフ地震の死者最大32万人に 東海地方の被害が大きいケース
2012/8/29 17:54 日経新聞より
死者が最多の32万3千人になるのは、東海地方の被害が大きい地震が冬の深夜に発生し、強風のケース。内閣府は「津波などで堤防・水門が機能不全になると、さらに2万3千人増える可能性がある」としている。
被害想定の根拠は、上記ご参照
下記は、日経新聞より文字起こししたものです。
生命保険会社が、巨大災害に対して、かなり大きな支払いリスクを抱えていることが分かります。
文字起こし
算定根拠
・内閣府は8月に同地震が発生した場合の被害想定を基に、計算・南海トラフ地震の死亡者数 最大32万3000人 見積もり
・生命保険各社の支払想定額を集計
被害規模
・南海トラフの生命保険支払い 最大で約4兆円と推定・東日本大震災の保険金支払い見込み金額 約1640億円
・比較すると、約25倍
防災対策を進めた場合
・内閣府によると約6万人まで死者数を減らせる・死者数5分の1~6分の1 概算 約6666億円~約8000億円
内閣府の想定というのが、どういった根拠かは不明ですが、南海トラフ地震が発生した場合、被害金額が膨大になることが想定されます。
生命保険協会と第一生命保険について
▲生命保険協会 Wiki日本国内で営業活動をする生命保険会社47社すべてが加入している。
会長は、現在の慣例では日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険の4社の社長が輪番(日生→明治安田→住友→第一の順番)で務めることになっている。現在の会長は、第一生命保険の渡邉光一郎社長。
今回、被害金額発表の主体となった生命保険協会は、生命保険会社47社すべてが加入となっています。その会長は4社の輪番になっていますが、その中で第一生命保険会社が上場しています。
▲第一生命保険 Wiki
2010年(平成22年)4月1日、株式会社へ移行と同時に東証一部に上場。上場企業ですので、他社と比べて情報開示の重要性は高いと思います。
会長を担当しているということもあり、会社が抱えるリスクを積極的に開示していって欲しいですね。
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