海運業界の厳しい動向について、日経が報道しているので紹介。需給の緩みなど、多様な問題があるようですね。
海運会社のファイナンスについては、上記参照。
息の長いビジネスなので、市況の急激な変動は、船舶建造のために調達した借り入れの返済などに、影響が生じます。
詳細は上記ご参照。
下記は、日経の記事のまとめです。
供給の増加
・リーマンショック前に大量発注の船舶の就役(供給の増加)
需要の減速
・中国の景気減速(需要の減速)
運賃価格の低迷
・運航コストは1日2万~2万5千ドル
・一時、運賃市況が1日3千ドル(約24万円)割れ。足元の運賃は1万ドル台に戻すも、赤字。
・08年5月には20万ドルを超えていた。
需給ギャップの表面化と対処
・今年、世界でケープサイズ換算で250隻分の新船が完成するが、「輸送需要は50隻分しか増えない」(川崎汽船)。さらに来年は新船が127隻分増える。
・商船三井も「年内に11隻を解体か係船する」(永田健一常務執行役員)。
法令違反
・カルテル問題(法令違反)
日経記事 試練の海運(上)
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海運業界の動向(2) 日経記事 試練の海運(下) に続きます。
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