アップルとの業務提携報道は本当か?
▲シャープ倒産回避 提携交渉 2012年10月30日火曜日経営再建中のシャープが、新たに米IT大手のアップル、グーグル、マイクロソフトの3社と業務提携する交渉に入ったことが29日、分かった。タブレット型端末などの共同開発を視野にシャープ独自の新型液晶を供給。米インテルとは超小型演算処理装置の開発協力で交渉を進めている。この報道に、違和感を持った人はいないでしょうか。
アップルは、情報開示について極めて敏感な企業として有名ですが、なぜか業務提携交渉が行われている事が報道されています。
以前から、シャープはアップルの下請けとして、液晶パネルの供給を行っていますが。
業務提携する交渉に入った交渉に入ったとなっていますので、今までの部品供給契約とは、別の内容である可能性が高そうです。
ほぼ100%シャープからのリークでしょうが、アップルは本当に、これを許しているのでしょうか。
シャープ広報は公式見解で否定 株価は高騰
▲シャープ株反発、新液晶供給で米3社と業務提携交渉の報道更新日時: 2012/10/30 10:06 JST
(ブルームバーグ):シャープ 株価が急反発。アップルやグーグル、マイクロソフトの米IT(情報技術)3社に対し、タブレット端末の共同開発を視野に独自の液晶を供給する業務提携交渉に入った、と共同通信が29日夜に報じたことが強材料。
シャープ広報の落合平八郎氏は29日夜の電話取材で「資本提携交渉の事実はない」とした上で、業務提携に関しては「個別企業とのビジネスにはコメントを控える」との従来見解を繰り返した。
米社との提携に関しては朝日新聞も26日付朝刊で報道、株価は同日に同10%高の176円まで買われていた。22日にも、シャープが米中3社に同液晶を長期供給することで最終交渉中との読売新聞の報道を材料に、同10.7%の日中上昇率を示していた。シャープは、公式見解で個別企業とのコメントを控えるとしています。
では、『どこかの・誰か』のリークの影響について見てみると、報道されるたびに、連続して株価が高騰しています。
その影響がCDSにも表れています。
CDSの数値の変化
10月17日
▲シャープ倒産扱い CDS暴騰 転換社債暴落 2012年10月18日木曜日
10月29日
▲シャープ倒産回避 提携交渉 2012年10月30日火曜日
CDSの値が、最も高い部分に注目してください。
シャープが業務提携交渉が行われている報道が繰り返されることで、値が是正されているようにも見えます。無論、今までの数値が高すぎた可能性もありますが。
CDSの値が低下している間に、シャープに対する、かなりネガティブな報道があります。
業績悪化 報道の中で提携交渉のニュース
▲シャープ倒産危機 中間決算赤字 半年で4000億円 2012年10月25日木曜日・業績の下方修正が、直近で2度目
・赤字額は従来予想の2倍
他にもネガティブな要因が報道されています。
無論、市場が既にそれらを織り込んでいて、CDSの数値下落・株価上昇したという見解もあるとは思いますが。
誰かからのリークによる、提携交渉中の報道後。これだけ市場が影響を受けた可能性があるとなると、少しきな臭い気もしますね。
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