SHARPの提携報道が怪しい
▲シャープ倒産回避 提携報道が怪しい 2012年10月31日水曜日経営再建中のシャープが、新たに米IT大手のアップル、グーグル、マイクロソフトの3社と業務提携する交渉に入ったことが29日、分かった。(中略)シャープの提携交渉入りが報道されているが、情報管理にうるさい、アップルが。リークする事を許すであろうか。グーグル・マイクロソフトも同様である。
詳細は上記、リンク先をご参照。
提携報道について、シャープは、公式コメントで否定している。
影響については、下記CDSの数値変化をご参照。
10月17日
▲シャープ倒産扱い CDS暴騰 転換社債暴落 2012年10月18日木曜日
10月29日
▲シャープ倒産回避 提携交渉 2012年10月30日火曜日
シャープの特異な点は、交渉中・交渉開始といったリーク報道が激増している点である。その最中に、結果的に打ち消されたのが、下記の中間決算巨額赤字の報道。
▲シャープ倒産危機 中間決算赤字 半年で4000億円 2012年10月25日木曜日
詳細は上記、ご参照。
通常であれば、ステークホルダー(利害関係者)が激怒するような内容を含んでいるが、反応は薄い。下記の理由が、単純に考えられる。
(1)市場が既に、悪材料として織り込んでいた為、是正
(2)利害関係者に対して事前に告知済み
広告宣伝費によるメディアバイイング
既に市場が織り込んでいた可能性も考えられるが、シャープの一連の報道については、アナウンスメント効果が非常に大きいように見受けられます。
メディアミックスの観点から見ると、特に旧来型のメディア。新聞・TVを使った報道をうまく統制しているようですが、そもそも報道されなければ(相手にされなければ)それは不可。なぜ可能であったのかを考えると冒頭の図表の数値に、行き着くと思います。
表に出ているお金に限定すれば、シャープの広告宣伝費は、あの東京電力を超えています。業績悪化を受けて、直近は激減しているでしょう。ただ、シャープ株価に関わる報道については、マスコミを買収している前提で、十分に考慮する必要はあると思います。マスコミが見切りをつけたら、その逆もあり得るでしょうしね。
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