シャープと富士通は交渉もしていない?
シャープとの携帯電話の提携交渉に関して、富士通の役員が産経新聞11月20日の記事で、以下のようにコメントが掲載されている。富士通の大谷信雄執行役員常務は20日、シャープが金融機関に提示した経営再建計画で携帯電話事業を富士通と統合する案を盛り込んだことに関して「話の実態はなく、交渉もしていない」と語った。東京都内で開いたスマートフォン(多機能携帯電話)新製品の発表会見で質問に応じた。(産経新聞)シャープの倒産可能性は、銀行との約束履行にかかっているが、大口提携先の獲得などが報道されてる。シャープ株価に倒産懸念があるが、IGZOが厳しいこともその要因の一つであろう。
やはりシャープの提携報道は怪しい
富士通と事業統合、液晶パネルの販売先として想定していたのならば、マイナス要因になりそうだ。シャープ倒産回避の提携報道が怪しいと考えているが、携帯事業については、産経新聞の報道で不透明さが増したと言える。シャープ提携報道の真相は、経営陣のごたごたで海外企業も微妙であると報道されているが、国内企業も厳しいのが実情のようだ。
提携はシャープ社内の検討事項
大谷氏は統合案に関して「シャープが再建策の中で、携帯電話(事業)の先行きが厳しい場合は連合も考えるとコメントしたと聞いている」と説明。あくまでもシャープ社内での検討事項という認識をあらためて示した。(産経新聞)富士通の役員は、携帯事業の提携は、シャープ社内の検討事項と説明。あくまで、シャープと富士通は本格的な話に発展していないとしている。
シャープの銀行の社内格付けは、格下げにより要注意先となっている。約束している経営再建計画が守られなければ、少なくとも格付けが上がることはないであろう。
以前、シャープ倒産の可能性、確率は94.9%(5年以内)とブルームバーグは報じている。また、シャープは社債で倒産まで一息つけると見られていたが、インテルとの提携も微妙かもしれない。
シャープの携帯事業は、富士通と提携交渉失敗の可能性がありそうだ。シャープから携帯事業について、何かコメントがでるのか注目かもしれない。
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