インテル提携は、片山会長(前社長)のリーク
「週刊現代」2012年11月3日号は以下のように報じている。しかし、シャープの場合、「戦犯」でありながら片山氏が「俺が俺が」でしゃしゃり出てくる。9月半ば過ぎ、「シャープと米インテルが資本提携」(毎日新聞)という突拍子もないニュースが流れたが、シャープは完全に否定した。シャープの事情通がこの経緯を、「これは片山さんの完全なスタンドプレーから出た話。鴻海に揺さぶりをかける意味もあるのでしょうが、逆に機嫌を損ねかねません。ニュースが流れた後、社内はそんなことを画策する時間と金があるのだったら、早く液晶事業の抜本的な再建策をまとめろといった雰囲気でした」と指摘する。シャープの提携報道は、片山会長の駆け引きの一つだったようだ。この報道一つとっても、片山会長が依然として、力を持っていることが分かる。こうなると、他の提携交渉報道にも疑念が湧く。
提携交渉報道
週刊現代が、片山会長の「スタンドプレー」報じたのは、9月半ば過ぎとなっている。しかし、シャープ倒産回避の提携交渉が行われていると、その後も報道が駆け巡っている。管理人は、シャープ倒産回避の提携報道が怪しいとしたが、このときにCDSの値は大きく改善している。中間決算赤字(半年で4000億円)で株価が低迷しているときに、出資は困難である。シャープは、倒産扱いでCDS暴騰が続いていたが、この怪しい提携報道が事実上、止めた形だ。
マスメディアと広告
シャープ株報道の注意点は 東電を超えるマスコミ買収が行われている事だ。買収と言うと、言い方は汚いが、亀山モデルの吉永さゆり氏のCMを始め、多額の広告費を費やしている。その恩恵は、十分にあったことは、上記の広告費の推移から容易に想像がつく。シャープ銀行支援、りそなが言及したとの報道が駆け巡ったが、これも同様。りそなHDの社長の言葉を見る限り、すぐに融資が決まるとは思えない。
シャープ提携報道の真相は、片山会長の「スタンドプレー」と報じられた。経営危機の中、経営陣が一枚岩でなければ、再建もおぼつかないのでは、ないだろうか。シャープ ホンハイと提携交渉失敗が報じられており、経営の迷走が続いているようだ。
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