シャープの新型液晶パネルIGZOに注目が集まっている。これは、シャープが倒産回避の提携交渉をしていると、報道されている影響もあるであろう。
提携の切り札の一つ、新型液晶パネル、IGZOについて記事がある。
IGZOが今期中に搭載される可能性はゼロ
日経ビジネス2012年11月12日号を見てみよう。
シャープ浮沈のカギは、タブレットやスマートフォン向けの中小型液晶パネルが握る。同社は新型液晶「IGZO(イグゾー)」を中国レノボ・グループや米ヒューレット・パッカード(HP)などに売り込む考え。だが、あるパネル業界関係者は「各社の製品開発動向を見る限り、今期中にIGZOが本格搭載される可能性はゼロだ」と断言する。シャープはIGZOを、亀山工場で生産開始したことをプレスリリースした。しかし、提携企業を見つけて、すぐに本格搭載される可能性はないとの指摘だ。
新型液晶パネルと銀行との約束
シャープ提携報道の真相について、片山会長(前社長)の暴走が伝えられている。また、アップルは情報秘匿に厳格であることを考えると、シャープ倒産回避しそうだという提携報道は怪しい。このように報道が錯綜している中で、日経ビジネスの記事は、重要だ。
理由は、銀行との契約にある。
シャープ倒産の可能性は、銀行との約束を見ることが重要となる。その理由は、銀行が資金供給をし続ければ生き延びることができるからだ。シャープは、9月に提出した経営再建策の柱の一つに、大口販売先の確保を記載している。
日経ビジネスの記事を見ると、IGZOについては、未達の可能性が浮上しているようだ。
シャープ株を見ると
シャープの株について、気になっている人も多いであろう。シャープ株価の今後と原因を見るうえで、欠かせないのが間違いなく、片山会長(前社長)の存在だ。
外資系証券会社に、シャープ株は目標株価を下げられている。
シャープ株報道の注意点はマスコミ買収の可能性だ。シャープは、過去に多額の広告費を計上している。その一方で、日経ビジネスの記事は、気になる情報であることは間違いない。
シャープ株価に倒産懸念が見えるが、IGZOが厳しいことも一因のようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿