シャープは経営再建中であるが、アップルが実は支援したのではないかと、海外のアナリストが指摘している。
シャープは中間決算の4000億円業績悪化が報道され、市場に同様が走った。 シャープ株価、今後と原因について分析したが、アップルなど大口取引先との関係は今後を見る上で、重要な要因になりそうだ。
アップルがシャープを救済したという見方が浮上
▲アップル、シャープ救済のため23億ドルを拠出か(2012年11月09日)
Appleが2012年に行った資本支出を調べているアナリストによれば、同社は今年初め、シャープの救済に23億ドルを拠出した可能性があるという。前文は、リンク先をご参照。簡単にまとめたのが下記である。
アップルの見積もりと会計報告書の違い
アップルの見積もり
- 2011年に2012年の見積もりの資本支出額を80億ドル
- 小売り経費が9億ドル
- 製品加工および製造工程機器経費が71億ドル
会計報告書
- 2012年10月に公表した10-Kレポート(年次会計報告書)
- 合計支出は103億ドル
- 小売り経費が8億6,500万ドル
- 製品加工および製造工程機器、その他企業施設、インフラストラクチャ」を含むさまざまな分野に95億ドル支出
差額
- 差額約23億ドル(103億ドル(会計報告書)-80億ドル(見積もり))
- 小売り経費3500万ドル減少
- 製造加工および製造工程機器経費など24億ドル増加
シャープの今後について
シャープのCDS暴騰について記事を書いたがその後も、高い水準で現在も続いている。ブルーバーグが、CDSの値を下にしてシャープ倒産の確率は94.9%と報道している(現在、削除)。シャープは銀行の社内格付が格下げされているうえに、倒産寸前に格付が格下げされている。
シャープの倒産危機に、アップルから23億ドル資金支援があったとすれば、一息つけるのかもしれない。シャープが、アップルと良好な関係を続けることは、再建を考えると望ましい。アップルの対サム寸戦略の一つなのであろうか。
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