(1)シャープと提携した企業の狙い
シャープ役員増加の老害で社員混乱(5)が発生していますが、サムスンとの契約に不都合な事実があるようですね。溺れるシャープの前に垂らされたのは、命綱か、獲物を狙う釣り糸なのか。シャープが次々と提携交渉をしている企業は、善意でシャープに手を差し伸べるほどお人好しではない。シャープの役員の中に、サムスンとの提携について誇らしげに週刊誌に語る人物がいましたが、契約内容は単純ではないようですね。
(2)シャープがサムスンと提携した理由
資本不足は継続、亀山工場の減損損失計上先送り
シャープがサムスンと提携した理由は、自己資本不足や亀山工場の減損損失計上を先送りすることで、財務の悪化を防ぐことが目的の可能性が高いですね。シャープは、サムスンと提携したことで100億円の出資受入が行われましたが、1000億円単位の増資が必要な会社に効果は微々たるものですね。
ソニーとパナソニックの提携
ソニーとパナソニックは、有機ELパネル事業で提携を発表しています。ホンハイが、シャープ堺工場の稼働率を上昇させる際も、ソニーとの提携復活に成功しています。シャープは、提携先にサムスンを選び、他社も含めて僅かずつの出資を受け入れていますが、その代償について見てみましょう。
(3)サムスンと複写機事業売却交渉
昨年12月にサムスンが本格的に交渉のテーブルに着いたタイミングで、高い利益率を維持しているオフィスやコンビニエンスストア向けの複写機事業について、売却交渉があった。「打診はあったが、完全に断っている」(シャープ広報)。シャープはサムスンからの複写機事業売却交渉があったようですが、真相は売却交渉について利害関係者と議論があったようですね。
(4)複写機事業を今回は売らない
そんなシャープの公式説明は、事実とはちょっと異なる。複写機事業の売却案をめぐっては、シャープの社外取締役や主力銀行を含めて紛糾。技術流出や事業戦略を考えた上で、今回は売らないという判断でまとまった。シャープはサムスンに対して、複写機事業を今回は売らないとしていますが、サムスン以外の他社に売ることは困難なようですね。
シャープ中国にIGZO液晶の技術流出が2013年6月に報道されていますが、サムスンに提携や売却の優先交渉権があると報道されていますので、提携が実行されるのか不明ですね。
(5)サムスンに優先交渉権
「しかし、付帯条項の中に、将来的な提携や売却の優先交渉権をすべり込ませている」(交渉関係者)。複写機事業はキャノンやリコー、富士ゼロックスなど、日本メーカーが市場を独占している数少ない事業領域だが、もし韓国勢が参入すれば事態は大きく変わる。
シャープとサムスンの契約内容に、毒薬条項に近いものが含まれているようですね。資金力のあるサムスンが優先交渉権を得たということは、シャープの主要事業リストラの際に、欲しければサムスンが買っていくということですね。
シャープは日本の液晶パネル技術の高さの象徴と言われてきましたが、サムスンとの提携により海外に先端技術を売り渡す企業になったと言われても仕方がないですね。シャープ アップル契約の真相 隠れ借金1000億円(7)に続く。
サムスン提携でシャープが失ったモノは「信用」
返信削除フライデー出暴言？狂言を吐くような妖怪が
経営中枢を乱し、社内外を混乱させている。
置物社長の奥田さんは腹を切ってみせるくらいの
リーダーシップ力も無い。
東大卒の前社長も威厳は感じない。
社員の誰もが「経営陣の総入れ替え」を願っている。
消費者、投資家、銀行も同じ思いだ。
誰のための会社・メーカーなのか？
原点に立ち返るべきである。
全国拠点の目立つところにスローガンや
コミット宣言「原点回帰」などと掲げているが
やりっぱなし、熱しやすく冷めやすい企業ＤＮＡは
相変わらず変わっていない。
むしろ今回の銀行介入、サムスンの増資による
事業介入は吉とでるかもしれない！
古くからの世襲制的シャープ体質の終焉と
新しいグローバル企業になりうるチャンスかも！
案の定、本日シャープ株価はネガティブ反応で急降下！
今年の最安値を付けた！
参考記事は、日経より引用
⇒http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK01010_R00C13A4000000/?df=2&dg=1
＞匿名さん
返信削除こんにちは＾＾
シャープは悩ましいですね。
シャープが資本受け入れの際に、どういった契約条件を受け入れているのか。
シャープが分かりやすく、投資家に開示しないのは、隠しているに等しいことだと思っています。何とも不誠実な会社のように感じています。