シャープIGZOスマホ auで発売

シャープのIGZOスマホが、auで発売されます。シャープは、ドコモでIGZOスマホを先行販売する一方で、ソフトバンクやauでの販売が遅れていますが、iPhone5を意識した販売戦略なのか気になりますね。

(1)IGZOスマホが好調

シャープのIGZOスマホは、液晶事業再建の切り札の一つであり、シャープは販売に力をいれていいました。

NTTドコモは、携帯電話契約者数の減少が経営課題の一つでしたが、シャープのIGZO携帯により契約者数が増加に転じており、消費者から支持を集めていることが分かります。

(2)KDDIがIGZOスマートフォンの発売

シャープの携帯電話のうち、auがIGZOスマホ発売を行うことを決めており、ドコモ、ソフトバンク、auから販売が決まっています。
シャープは、経営再建の柱と位置付ける最新の省電力型液晶パネル「IGZO(イグゾー)」を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)をKDDI(au)から発売する方針を固めた。
KDDIがIGZOスマートフォンの発売を決定しており、auの利用者の選択肢が増えることはいいことではないでしょうか。

(3)シャープの機会損失と経営失敗

昨年11月にNTTドコモ、今年3月にはソフトバンクからIGZO搭載のスマホを発売しており、auからの発売により主要3社で出そろうことになる。販路が広がることで収益向上とIGZOの普及を狙う。
NTTドコモは、IGZOスマホの販売を携帯電話契約者数の増加に繋げましたが、シャープの経営戦略としては、かなり悪いですね。

携帯電話市場は、3月、4月が新入生の新規購入や、買換え需要が多い時期です。シャープがドコモに供給する条件が有利でなければ、auやソフトバンクで販売できた機会を見逃した可能性がありますね。

(4)IGZOスマホのメリット

IGZOは消費電力が従来の液晶パネルに比べて少なく、最も少ない場合は10分の1程度で済む。このため、スマホなどでは電池の持ち時間が延びる利点がある。スマホ向けは天理工場(奈良県天理市)で生産されている。
シャープのIGZOスマホ最大のメリットは消費電力が少ないことです。スマホは、液晶画面が大きく高性能の半導体を使っているため、電池の能力は向上しているものの、電池の保持時間は短いです。

シャープは、携帯電話市場でIGZOスマホの販売で、一定の消費者の支持を得られる可能性が高いことが分かります。

(5)auでタブレットを先に販売

シャープは、IGZOを使ったタブレット端末(多機能携帯端末)を昨年12月にKDDIから出しているが、スマホは初めて。タブレットよりもスマホの方が普及台数は多く、売り上げ拡大への期待は大きいという。
シャープは、auでタブレット端末を12月に発売していたようですので、IGZOパネルが不足していたわけではないですね。

シャープがIGZOスマホを、ドコモに優先供給することで、iPhone5を販売していないドコモのほうが売れ行きがよいと判断したのでしょうか。

関連記事・:


0 件のコメント:

コメントを投稿

最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。