(1)リストラと追い出し部屋
シャープなど大手電機メーカーで、大量のリストラや追い出し部屋が話題になりました。シャープは一流の上場企業と思われてきましたが、早期退職に募集後は、かなり能力がないと再就職は困難のようです。大手電機メーカーなどは、大多数の社員をリストラで切り捨てましたが、赤字でも責任をとらない、保身のために居座っている無能な役員は、何とも思わないのか気になりますね。
(2)シャープ退職者の座談会
退職に応じた3人の経歴と年齢
シャープ社員リストラ転職について、2013年4月9日の日経ビジネスが記事を掲載しているので見てみましょう。シャープ社員のうち、2012年末に退職した元従業員に座談会形式の取材を行ったようですね。- シャープA氏:非液晶部門所属の50代男性
- シャープB氏:液晶部門所属の40代男性
- シャープC氏:液晶部門所属の30代男性
- A氏とB氏は会社側が募集した希望退職に応じた。C氏は自ら転職を選んだ。
シャープ退職者の違い
- シャープ社員の年齢は30代~50代
- シャープ退職後、転職できた社員とできなかった社員
- シャープで液晶部門所属と、非液晶部門に所属の社員
(3)希望退職の詳細はすぐに明らかにせず
シャープでは約60年ぶりに希望退職が実施された。その概要について聞きたい。
B氏:希望退職の実施について社内外で発表されたのは2012年8月28日だが、詳細については社内でも明らかにされなかった。実際に詳細が明らかになったのは9月以降だったと記憶している。
A氏:対象年齢は40歳以上、退職金の加算は最大で30カ月、希望者には転職に向けた支援を実施するという内容だった。多くの企業で実施されているリストラとそんなに違いはないだろう。
C氏:内容については、ほぼ同じ。私自身、30代が対象外だったので、ショックを受けたのを覚えている。シャープ社員の話を見ると、希望退職のマスコミ報道に対して、詳細はすぐに明らかにされなかったようですね。シャープ以外のリストラでも、投資家へのアナウンスを目的として、行われる場合がありあそうですね。
(4)シャープ退職と転職の理由
退職を決断したのはいつか。理由についても知りたい。
A氏:私は8月末に希望退職の応募が発表された時点で、退職を強く意識した。50代なので定年まで残るという選択肢もあったが、会社の状態を考えると去るのが良い選択だと考えたからだ。もちろん、退職金の加算がいくらになるかは気になったが。
C氏:2012年5月から一般社員の給与カットが始まったのがきっかけだ。それまでは経営悪化という報道を耳にしても、なかなか実感できなかった。9月には給与カットの割合が2%から7%に拡大したうえ、残業もできない状態が続いた。この結果、月給ベースで7万~10万円程度下がり、さすがに生活が苦しいと感じるようになった。シャープに愛着は感じていたが、安定的な給与が保証されないので辞めることを決意した。
B氏:私は会社の経営が悪化する中で、これ以上は会社にとどまるのは危険だと判断したからだ。転職するならこれが最後のチャンスだと感じた。シャープの社員の退職と転職の理由を見る前に、A氏は50代、B氏は40代、C氏は30代となっていますので、それぞれ事情が異なることが分かります。
シャープ以外にも、大規模なリストラを行った企業は、企業体力が低下すると言われています。シャープは、赤字で責任をとらない無能な役員が社員に対して大規模なリストラを行っていますが、業績を維持することができるのか業績に注目ですね。中高年リストラとシャープの真相に続く。
この春の人事で昇格できなかった優秀な若手社員は 次々と転職しているようですね。 他の会社は人材を募集しているのでシャープは体制を維持するのが益々難しくなるのではないでしょうか。 社員の約7割が マネージャ、サブマネージャらしいので 管理はできるけど技術的な話はできない社員が多いので転職が難しいのも解る気がしますね。
返信削除>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
情報深謝です。返信遅れて申し訳ないです。
経営が悪化してリストラが続くと、優秀な若手社員の中には、将来をみすえて辞める人物がいるのでしょうね。
シャープに入社する人材でしたら、優秀な方でしょうし、仰るとおり、優秀な人材を欲している会社は多いのでしょう。