▲ITメディア より
株式取得の方法について
▲ソフトバンクの米スプリント買収が合意に近づく、総額1.6兆円2012年 10月15日 16:31 JST
(1)買収資金の使い道
全体200億ドル=新株引き受け 約80億ドル+既存株主から取得 約120億ドル(2)ソフトバンクの企業価値と市場価格
【ソフトバンクの買収価格から算定】約200億ドルで約70%の株式→200億ドル÷0.7=約285.71億ドル
【スプリントの時価総額から算定】
約286億ドルで、時価総額を3分の2ほど上回る→286÷(5/3)=約171.6億ドル
買収後と契約数と市場の反応
ボーダフォン日本法人買収のときよりも、携帯電話事業がキャッシュを生む体制になっていますので、ソフトバンクの財務体質は改善しているように思います。
買収によるリスクを懸念し、株価は下落。
財務体質の悪化については、格付け会社が、引き下げ方向と発表しています。
買収は銀行融資で行われる
株式買収は約70%の見込み、約200億ドル(1兆5700億円)と報道されています。
従って、銀行融資でフルカバーの計画であることが分かると思います。
銀行の融資実行の特徴
以前から、取引銀行に話があったのかは、今のところ報道されていませんが、1兆円を超える融資の金額であるのに対して、各銀行ともに素早い対応であるように見受けられます。
▲日本政策投資銀行
コミットメントレター
レンダーが借入人との間に正式な融資契約を締結する前に、レンダーとしての融資の意思を表明するために借入人に対し提示されるレター。レンダーはそのレターの中に、融資契約締結としてのコミットに至るための留保条件を付する場合が多い。
レターの留保条件が、もしもついていたならば、少し気になりますね。
銀行の対応が素早かったと思う理由が下記の内容。管理人は、この部分が一番重要であると考えています。
協調するものの個別融資を行っています。
おそらく、融資時期・金額・期間・金利・保全などのことでしょう。
今回の買収決定から融資実行の決定に至るまでが、スピード勝負であったことが分かると思います。
報道を見ると、当初は短期のつなぎ融資を、各銀行が行い。
長期融資に切り替えるとなっています。
今後の続報、もしくは長期融資の条件が報道される中で、スプリント・ネクステルの買収資金の返済計画が報道されそうですね。
スプリント社 業績
▲ソフトバンク プレスリリース よりソフトバンク業績予想
▲ソフトバンク プレスリリース より
スプリント社は、営業利益が黒字に転換する事がポイント。
当期純損益ベースでは赤字であり、ソフトバンクとのシナジーを発揮できるのかポイントの一つ。
日米で比較すると、日本の方が金利が安い。
ソフトバンクからの資金を活用する事で、米国で借入を行うよりも安く資金調達可能。
追記
ソフトバンクについて、ソフトバンク買収と金融戦略でまとめています。ソフトバンク銀行融資とスプリント買収(7)で触れましたが、銀行融資は1週間で決定されたようですね。
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