シャープの株価が200円を超える
上記の画像は、2012年12月7日の午前10時過ぎのものである。シャープの株価が200円を超えていることが分かる。シャープ株が200円を超えるのは、右側のチャートを見ると、終値ベースで比較すると、2ヶ月ぶりとなる水準だ。
クアルコムとの提携
シャープを見るうえで、重要であったのは鴻海(ホンハイ)との提携の動向であった。今回の上昇の要因を探ると、むしろ、直近のクアルコムとの提携がありそうだ。
シャープはクアルコムと提携、出資受け入れの報道がされており、出資金額は最大で100億円程度であると報道されている。この事が、シャープの株価上昇にいい影響を与えた可能性がある。
為替の動向が円安
提携報道に加えて、最近の為替動向も影響がありそうだ。ソニーの株価予想は円安で上昇が見込めそうであると指摘したが、シャープについても円安が業績にプラスの影響を果たしそうだ。
一番大きな圧力を掛けているのは安倍晋三氏、来月の総選挙後に連立政権を率いる可能性が高い野党の党首である。
アブソルート・ストラテジー・リサーチが集計している世論調査の調査によると、円売りのセンチメントがこれほど強くなったのは過去5年間で1度しかなく、投機筋のポジション(持ち高)は危険なほど円の空売りに振れている。(フィナンシャルタイムズ)フィナンシャルタイムズによれば、この円安のきっかけは、安部発言のようだ。日本の代表的な輸出企業である、パナソニック株価も上昇期待が円安になれば生まれるであろう。
シャープ株価の今後
今日、シャープの株価の上昇が続いているが、シャープ株価の今後についてより長期で見ると、クアルコムとの100億円規模の出資のみでは、財務改善のインパクトには欠ける。シャープの株価が上昇しているが、停滞しているホンハイとの提携交渉や画期的な新製品の発表で更なる勢いをつけることができるのか注目かもしれない。
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