シャープ太陽光発電で新製品発売

シャープが、瓦型太陽電池を発売したと発表した。従来の太陽電池と違い、架台が不要であり、画像を見たところ、屋根と一体化しているように見える。シャープの太陽光事業は、大幅な赤字であり、新製品の拡販で業績回復を目指すのか注目かもしれない。


瓦型 単結晶太陽電池モジュールを発売

シャープが、瓦型単結晶太陽電池モジュールを発売したと発表している。
 本機は、サイズや形状を平板瓦の寸法に合わせて設計し、屋根材としての性能を兼ね備えた太陽電池モジュールです。設置時に取付架台が不要となるため、屋根との段差が目立ちません。また、太陽電池セルやアルミ枠を黒に統一し、落ち着いた色調で屋根全体と調和します。
シャープが販売する太陽電池モジュールは、屋根としてそのまま使えるもののようだ。画像を見ると、色が黒であるうえに、従来の太陽光電池よりも一枚ごとのパネルのサイズが小さく感じる。

太陽電池取り付け架台を使わない

 新製品は、凹凸が少ないフラットな形状の平板瓦の寸法に合わせて設計した太陽電池モジュール。日本の住宅の屋根形状に多い寄棟や切妻などさまざまな形状の屋根に設置できる。
設置に取り付け架台を使わないため、屋根との段差が目立ちにくく、太陽電池セルやアルミ枠を黒に統一したことで屋根全体と調和しやすいという。

従来の太陽光発電と異なり、架台を使わずに屋根の瓦のような太陽電池のようだ。
 機能面では、高出力の単結晶セルと太陽光を多く取り込める低反射ガラスの採用により、従来機より出力が約10.5%向上。従来システムに比べると、設置容量が約9.4%アップしているという。
太陽電池の出力が向上しているうえに、設置容量も向上しているようだ。価格がオープン価格となっているが、従来よりも価格が安いのであれば、単価当たりの発電量が向上していることになる。


太陽光事業は赤字

新商品の発表をしたシャープであるが、シャープ太陽光事業は撤退の可能性を検討しているかもしれない。その理由として、国内一位であるが、219億円の営業赤字を計上しており、何らかの再建策は不可欠であろう。

 競合他社のパナソニックは太陽光の海外重視を表明しており、海外生産比率を2013年度中に5割強に引き上げることを、太陽光事業が黒字のうちに発表している。

 シャープは、太陽光事業で新製品を発表したが、液晶事業で巨額の赤字を抱える中、太陽光事業も赤字である。新製品を中心に販売拡大を目指すのか、何らかのリストラをおこない事業の建て直しをはかるのか注目かもしれない。

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